家族カウンセリング
家族療法ではIP(Identified Patient:患者と見なされた人)と言って、父母が面接に来室されても、不登校や引きこもりのご本人が欠席の場合があります。肝心のご本人のことをIPと呼びます。
家族療法には家族を一つの有機体とみるシステム論の考え方があります。IPの抱える問題は個人だけの問題ではなく、家族の問題がそのIPにあらわれたと捉え、家族システムが「問題維持システム」であると考えます。その「問題維持システム」を「問題解決システム」に変えることが、家族療法の基本的な考え方です。
このようなことから家族カウンセリングでは原因探しや悪者探しはせず、今ここ(現在)、それから(未来)のことに注意を向けることを基本とします。セラピストはIPや家族にそなわる問題解決能力やリソース(資源)が充分発揮されていくようにうながしていき、家族の問題の解決を目指します。
